入学式式辞
- 公開日
- 2009/05/11
- 更新日
- 2009/05/11
校長室
本校の入学式は全生徒が参列しますので,入学式の式辞は,新入生から3年生まで全員が聞きます。そこで,新入生にはこんな心構えで高蔵寺中学校での生活を送って欲しい,2・3年生には改めて本校の校訓を意識して欲しいといった思いを込め,本校の校訓を式辞に盛り込みました。
以下に式辞からの抜粋(校訓の部分)を載せます。
さて,ここで新入生の皆さんに,高蔵寺中学校の校訓を紹介します。校訓というのは,皆さんに目指してほしい姿,つまり,目標です。
本校には校訓が三つありますが,まず一つめは,「自学自習にはげみ,自己の向上に努力しよう」です。人から言われてから勉強するのではなく,自分から進んで勉強し,よりよく成長できるように努力しよう,ということです。ここで言う勉強とは,机に向かって取り組むものばかりではありません。部活動や生徒会活動,日々の係活動や行事など,学校での様々な活動の中からも多くのことを学んで欲しいと思います。
二つめは,「心身をきたえ,健康な生活を心がけよう」です。「心身」とは,心と体という意味です。体だけではなく心も大いに鍛え,心身共に健康な生活を送ってください。
そして三つ目は,「自由と規律をたっとび,友愛の心を育てよう」です。自由はとても大切です。人の成長は,自由に考え,自由に行動することから始まります。ただし,そこでは決まりやマナーを守るといったことが絶対に必要です。決まりやマナーを無視した自由は,単なるわがままであり,人に迷惑をかけたり人を傷つけたりするものとなってしまいます。そして,「友愛の心」すなわち人を思いやり,大切にする心は,人の自由を尊重し,人に対して決まりやマナーを守ることで育っていきます。
これら三つの校訓は,来賓玄関を入った正面に掲げてありますので,一度見ておき,今の話を思い出してみてください。