日食
- 公開日
- 2009/06/26
- 更新日
- 2009/06/26
校長室
すでにご存じの方も多いと思いますが,今年は日本各地で日食が観られます。日食というのは,太陽と地球の間を月が横切るため,太陽の全部,または一部が月によって隠れる現象のことです。太陽の全部が隠れる日食のことを「皆既日食」,一部が隠れる日食のことを「部分日食」と言います。日本でも屋久島や奄美大島では皆既日食が観られるそうです。ちなみに,名古屋では部分日食が観られますが,その日時等は次の通りです。
観られる日 7月22日(水)
太陽が欠け始める時刻 9時49分51秒
最も欠ける時刻 11時07分55秒
太陽が欠け終わる時刻 12時26分53秒
太陽が欠ける程度 0.793(79.3%)
※ データは日本気象協会のサイトを参考にしました。
太陽が欠ける程度が79.3%ですので,8割近く欠けてしまうということです。そのときの太陽や空がどのようになるのか,とても興味深く思います。
夏休みに日食が起こるようですので,生徒の皆さんの中にも観てみたいと思う人がいると思いますが,目を痛めないように十分気をつけてください。太陽を直接観たり,望遠鏡などで観るのは非常に危険だそうです。また,黒い下敷きやサングラスを使用しても危険はあるそうです。最悪の場合は失明の危険もあるようです。「日食」でネット検索をしてみると,日食の観測の仕方について説明しているサイトがいくつか探せると思います。是非参考にしてみてください。
日食の起こる日時が秒の単位まで分かってしまうことに,私は非常に驚きました。おそらくこれまでの太陽や月,地球の動きについての観測データを基に,規則性を発見し,計算によって求めていると思いますが,それにしても,そこまで分かってしまうことに,人間の叡知を感じます。