修了式
- 公開日
- 2010/03/24
- 更新日
- 2010/03/24
校長室
4月の始業式から始まった平成21年度も今日で終了しました。生徒たちは2週間ほどの春休みに入ります。この1年を振り返るとともに,新年度に向けて,気持ちを高めて欲しいと思っています。そういった思いを込めて,修了式で式辞を述べました。その要旨を下記に載せておきます。
今年は全国的に新型インフルエンザが流行し,本校もずいぶん振り回された。しかし,大きな事故もなく今日の修了式を迎えられたことを,まずは喜びたい。
たった今,修了証を各学年の代表者に渡した。この修了証は,第一学年の課程,第二学年の課程をそれぞれ修了したという証。課程とは,学ぶべき事柄・内容という意味だから,修了証を受け取ったということは,それぞれの学年で学ぶべきことをすべて学び終えたということ。しかし,その学びがどのくらい身に付いたのかということは個人差がある。生徒の皆さんは,年間を通して様々な経験をした。そして,その経験を通して,いろいろなことを考え,感じ,学んできた。しかし,同じ経験をしても,考え方や感じ方は人それぞれ。しかも,そこでの努力は,人によって質や量が違う。だから,どのくらい身に付いたかは,個人によって違うのは当然。そこで,是非ともこの一年を振り返って欲しい。不十分な点は反省し,十分だったことはさらに上を目指す。こういった取り組みの積み重ねが人を成長させる。今ある自分はこれまでの経験や学びの結果である。
新年度になると,全員が一つずつ学年が上がる。春休みは,この一年を振り返るとともに,新しい学年に向けて,気持ちを高めるとき。そして,4月7日の始業式には,全員が元気に登校してきて欲しい。元気というのは,「体」と「こころ」の両面。「体」の元気のためには,まずは病気にならない,事故に遭わないことが大切。「こころ」の元気は,新たな学年で何を頑張るのか目標を定め,希望を持つことによってわき出てくる。
4月の始業式には,全員が元気に登校してくることを期待している。